スクリューキャップのメリットとは?

最終更新日:2019/10/17  

 

あなたはスクリューキャップのワインにどのようなイメージをお持ちですか?

 

「スクリューキャップ=安ワイン」というイメージを持ちがちですが、決してそうではありません。

 

高級ワインにもスクリューキャップが採用されるケースも増えてきました。

 

そこで、スクリューキャップは他のワイン栓よりも何が優れているのか、スクリューキャップのメリットについて整理します。

 

スクリューキャップはどんなワイン栓よりも素早く簡単に抜栓可能

 

スクリューキャップ 簡単

 

私たちがスクリューキャップに最も感じるメリットは、抜栓が簡単なことでしょう。

 

ワインオープナーを使わずに、まるでペットボトルのドリンクを開けるかのごとく簡単に素早く抜栓ができます。

 

一方、コルク栓の抜栓はテクニックが必要です。

 

特に熟成の進んだコルクは脆く、抜栓中に折れてしまったり、粉々になってコルク屑がワインに入ってしまったり失敗のリスクもあります。

 

抜栓失敗

 

せっかく人を喜ばせようと高価なワインを買ったのに、抜栓で失敗してしまうのは悲しすぎますよね。

 

そんなリスクが一切なく、飲み手に優しい点がスクリューキャップの一番のメリットでしょう。

 

 

ブショネのリスクが極めて少ない

 

コルク栓の大きな欠点として、ブショネと言われるコルクの欠陥によるワインの汚染が挙げられます。

 

主にコルクの製造過程で生じるTCA(トリクロロアニソール)という化学物質が原因と言われています。

 

トリクロロアニソール

 

ブショネの確率は、100本中3~8本とも。

 

ブショネの原因はコルクだけではありませんが、スクリューキャップでブショネが生じる確率はコルク栓よりも極めて低いです。

 

スクリューキャップには、ブショネリスクを軽減し、安定した品質でワインを提供できるという点で生産者にもメリットがあります。

 

 

スクリューキャプのワインは立てて保管できて管理が簡単!

 

ワインボトル

 

コルクのワインを長期間保管するときは、ボトルを寝かせる必要があります。

 

それは、コルクが乾燥して弾力を失い劣化することで、ワインの酸化が進んだり、抜栓時にコルクがボロボロになったりするリスクを避けるためです。

 

これがスクリューキャップであれば、コルクの劣化を心配する必要がないため、立てて保管しても問題はありません。

 

また、ワインの保存環境として、においの強い場所はNGとされています。

 

それは、コルクを介してワインににおいが移ると言われているからです。

 

この点も、スクリューキャップであれば気にする必要はありません。

 

収納や管理が楽なのもスクリューキャップの大きなメリットです。

 

 

スクリューキャップは赤ワインの長期熟成に向かないは過去の話?

 

スクリューキャップワイン 熟成

 

スクリューキャップは、コルクよりも気密性が高いため、酸化熟成によって深みを増す赤ワインの長期熟成には向かないと言われていました。

 

しかし、「赤ワインの適正な熟成は、ワイン中に溶け込んだ酸素と、瓶内の隙間にある酸素で十分」という意見もあります。

 

酸欠状態で生じる還元臭も、スクリューキャップとコルクで生じる確率は変わらないというデータも。

 

また、20~30年で劣化したコルクを差しなおすリコルクや、コルクを通して水分が蒸発することで起こる目減りの心配もありません。

 

ただし、スクリューキャップワインの熟成変化やスクリューキャップの耐久性に関しては、実際に何十年も熟成させたワインで比較した実証も少ないため、議論は分かれています。

 

 

スクリューキャップの今後の課題は、実証とイメージ戦略

 

以上のように、スクリューキャップには多くのメリットがあります。

 

しかし、コルクに比べてスクリューキャップの歴史はまだ浅すぎます。

 

本当にワインの熟成に向いているのかなど、スクリューキャップに対して懐疑的な生産者や消費者はいまだ多いのです。

 

それに、スクリューキャップのワインはどうしても安価なワインに見られがちです。

 

そういったスクリューキャップに対するマイナスイメージをどう払拭していくかが課題でしょう。

 

コルク栓の高品質化やグラスストッパーなど他素材のワイン栓も増える中、ワイン栓のシェアが今後どのように変化していくのか興味深いところです。

 

 

スポンサードリンク